お習字を始めて2回目。先生が「筆脈(ひつみゃく)」について教えてくれました。
人間には脈がある。その脈を止めると生きていくことはできない。それと同じように字にも脈があると考えると良い。つまり、「大」の字で見ると、二画目は三画目につながる見えない脈でつながっているということ。それは、がんばって繋げるものではなく、息を吸うように自然なものであるべき。
はっとしました。これって、人生や、プレゼンテーション、日々の生活にも言えることじゃないのかなと。
もちろん、立ち止まって俯瞰することも、スッとはらった後に墨をつけて穂先を整えることも大事。でも、一画一画、その度に立ち止まっていたら、それぞれがバラバラになってしまい、つながらない。人生やプレゼンの脈も同じ。見えないけれど、脈がつながっていないと何だかうまく流れないし、バランスが悪い。
お習字をでじっくりと文字と向き合うことを通して、私は人生に必要なエッセンスをも学ぶことができている気がします。
よい師匠に感謝。
今日、学習したポイント。
「日」という文字。
次に「月」という文字。
「土」という文字。
「石」という文字。
一度に何もかも習得しようと思うのではなく、色々な文字を練習する中で、技術を身につけていくのだよ、と先生。焦って前のめりになっていた私に、そっとかけてくれた言葉には、やっぱり人生の先輩としての重みがあります。
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