リビングにぴったりサイズのテレビ台を、自作しました。
詳細な作り方や材料を記録しておきます。
テレビ台を自作した経緯
もともとは、無印で20年以上前に購入した、紙製のパイプラックをテレビ台として使用していました。
当時はアレンジできるのが便利だったのですが、今はもう廃盤なので継ぎ足すことができなくなってしまいました。
収納も少なめで使いにくい。
しかもパイプが床面を占有しているためにルンバが入り込めず、板を1枚ずつ取り外して奥のホコリをお掃除しなくてはならない始末です。
そろそろ限界かな。
「収納力が高いテレビ台が欲しい!ルンバが入って掃除がしやすいのがいい!」
そんなママの要望を叶えるために、パパがニトリやらIKEAやらでおしゃれなテレビ台を探してくれました。
でも、ちょうどのサイズの家具は見つからず、値段も高め。
こうなったら予算を決めてDIYしよう!と考え、製作するに至りました。
値段や仕様を比較検討
↓ うちのリビングに設置するにあたり、必須条件のメモです。
サイズ | 幅182−185cm(設置場所の関係。横コンセントとの幅空ける) 奥行30cm程度(テレビ・HDDレコーダーが載るサイズ) 下に11cm以上空ける(ルンバが掃除で入れるようにする) |
予算 | 最大20,000円程度 安ければ安いほど良い |
置くモノ | テレビ・HDDレコーダー・スイッチ・wii・デスクトップPC(置く予定)・リビングで使う子どもの玩具 |
その他要件 | テレビが地震で倒れないように固定できること 裏側で機器のコード類を取りまわせるスペースがあること 重さに耐えられること |
テレビやHDDレコーダーだけでもかなり重量があるので、ある程度の強度が必要。
ただし、あまり時間をかけられそうになかったので、柱部分に既製品の金属支柱を購入し、それに合わせた木材で組み立てることにしました。
金属製支柱は、ネットを探すといくつか出ています。
今回は、床からの高さがルンバが入る11cm以上で、奥行がHDレコーダーが入る30cm程度になる条件に合う、DIY factoryのクランプスシェルフ を使うことに決めました。
クランプシェルフとは、1×4材(ワンバイフォー材)を金具に挟むだけで組むことができる、簡単な組み立て用金具の名称です。
↓この金具の組み合わせを上下反対にしたイメージ。15cmを下段、25cmを上段にすると、下にルンバが入ります。
参照:DIYファクトリーhttps://www.diyfactory.jp/shop/product/o38-5647/
15cm用と25cm用のどちらにも、基本セット(金具脚+木材押さえ金具)と、増段セット(金具脚のみ)の2種類があります。
複数段にする場合は、上段の脚が木材押さえ金具を兼ねるので、増段セット(金具脚のみ)を購入します。
購入したもの
設計図は作る必要なしと判断し、リビング横方向の長さを測って購入品を決めました。
クランプスシェルフ
長めの板を使うことにしたので、端2つに加えて真ん中にも金具を入れるために、クランプスシェルフ を3セット購入しました↓
上の25cmは基本セット、下の15cmが増段セットです。
↓上段の基本セット。
↓下段は、木材押さえのない増段セットです。
DIY-ID クランプスシェルフ 150増段セット オフホワイト 150mm ID-071 1個
※ホワイトの増段セットがamazonになかったので、全て楽天市場で購入しました(2020.8現在)。
↓黒のクランプスシェルフ もあります。
この写真の組み合わせだと、上段が15cm、下段が25cmです。
玄関などは、この組み合わせの方が便利かもしれませんね。
下段が、25cmの増段セット。
ワンバイフォー材
近くのホームセンターで、6本購入しました。
注意:反りやねじれがないものを、よく吟味して選ぶ必要があります!
ワンカット50円ほどで好きな長さに切ってもらえるので、事前に計測してぴったりサイズのテレビ台を作ることができます。
うちは、リビングの幅に合わせて、板の長さを182cmの規格サイズにしました。
お値段の合計2000円弱。
紙やすりで軽く磨いて使用しました。
使った工具
↓クランプスシェルフ専用のものも売っていますが、うちにあった一般的な六角レンチを使用しました。
DIY-ID ユニクロ クランプスシェルフ 六角レンチ ID-080B 1個
工具は、これだけです。
作り方
まるでブロックを組み立てるかのように、簡単でした。
↓まずは、完成形のイメージーを頭の中で作っておきます。
作り方は、やりやすい順番にすればいいと思います。
うちは、一番上の段から作りました。
最初に、脚を3セット準備して、板を3枚取り付けます。
この時点では、板を押さえておく人手が必要です。子供達がお手伝いしました。
穴の位置に重ねないように板を並べ、コイルのようなものを置きます。
その上に、木材押さえの穴を合わせます。
ネジを合計6箇所、仮留めします。
ひっくり返します
板を3枚並べ、今度は木材押さえの代わりに、15cmのクランプスシェルフを置いて、ネジで仮留めします。
↓ここが、底面になる側です。
慎重に、ひっくり返します。
ガタつきを確認しながら、ネジをしっかりと締めていきます。
これで完成!
ちなみに↓後ろにあるのが、前に使っていた無印良品の紙製ラックテレビ台です。
新しいテレビ台は、パパが座っても、5歳の娘が入って遊んでも大丈夫。
金具(クランプスシェルフ)で1×4材をしっかりと挟み込んでいるので、脚立やレンガに板を乗せるタイプよりも頑丈なのです。
使い心地
見た目はローボードなのに、収納力が抜群!
ルンバの充電スペースや、ゲーム機器(wii、スイッチ)の収納、おもちゃを隠すための収納ボックス(100均)がたくさん入りました。
脚の部分が小さいので、お掃除がしやすいのもポイント高し。
掃除道具は、右端にまとめてワンアクションで取り出せるようにしました。
面で接地しているので、絨毯を極端に傷つけることもありません。
コード類の見通しが良くなったので、配線の見直しも楽々です。
上部には無印良品の「壁に付けられる家具・長押(なげし)・幅88cm」を2つ付けて、ハイタイプの壁面収納みたいに、子供たちの写真や絵を飾っています。
将来50インチくらいのテレビを購入したら、壁面設置にしてもいいかな〜。(夢物語)
左端にはデスクライトを置いて、ちょっとした作業コーナーに。
私が手帳やノートを広げたり、5歳の娘がお絵かきをしたりしています。
ただし一つだけ難点が。
板と板の間に1cmほどのすき間があるので、そのままでは机として使いにくいです。
↓このような、デスクマットを敷くなどの工夫が必要かなと感じました。
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あとがき
組み立て作業は、子供たちが手伝えるほど簡単でした。
シンプルで無駄のない作りなので、リビングが広くなったように感じます。
おもちゃもスッキリ。
ゲームもスッキリ。
色も馴染んでいます。
我が家の小さめリビングに、スマートな収納スペースができて嬉しい限りです。
子供たちの年齢が上がると、ライフスタイルも変わってくるので、その時はまた、組み替えようと思います。
↓カウンター下収納も、DIYしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪