始まってしまいました。夏休み。
3人の子どもがいる我が家では、朝からリビングが無法地帯と化し、否応なく聞こえてくる「お腹すいた〜。ご飯まだ〜」の声。
ちょいちょい片づけているのに、それを上回る勢いで散らかす子どもたち。
長期休みのたびに「もういやだ!!」と、心の中で叫んでいます。
そんな子どもたちですが、本を読んでいる時だけはとても静かで平和。
だから、長期休みには、好きな本をリビングにたくさん置いて、思う存分読書できる環境を作っています。
今回は、親子で楽しむ夏読書について、おすすめな点をツラツラ書いてみようと思います。
※この本は、去年の夏休みに読んだ本です。
暑い夏は読書が良いわけ
雨が降って外で遊べない時、風邪が治りかけで外出できない時、本があると気が紛れて助かったという経験はありませんか。
野外での運動が原則禁止の夏休み、これって雨や風邪の治りかけと一緒で「外で遊ぶのが難しい」状況ですよね。
家にいて退屈するよりは、絶対に本の世界を楽しんだ方がお得!
ゲームに何時間も熱中してしまう子を怒鳴る親は多いですが、時間を忘れて本に没頭している子を叱る親は少ないでしょう。
つまり、親子ともども、本があれば平和だということです。
人生の追体験で情緒が安定する
読書を通じて他人の視点や感情に触れることで、多様な人生を知ることができます。
これを「追体験」と言います。
物語の中には、作者の思いや経験が込められており、主人公や周りの人に共感したり、反発したり。
読書体験での感情の振り幅が大きくなると、不思議と日常生活の中での情緒が安定します。
”そういう考え方もあるんだな”と思えることで、自分の感情がスッと落ち着く。
そして、将来何かを選択するとき、自分の選択肢が増えるのは言うまでもありません。
人生は一度きりですが、本は何冊だって読むことができる。
伝記だったら、偉人が辿ってきた道のりを、おこがましくも一緒に体験できる。
思想を巡らせるだけで、こんなにもワクワクしたり、ドキドキしたり、涙が出たり。
読書を楽しむということは、心豊かになると同義なのかもしれませんね。
(私にとっては、散らかった部屋やイライラからの逃避場所にもなっている気がします。本を読んでいると心落ち着くから。)
この夏に読んでいる本
今年の夏休みはまだ始まったばかりですが、7月は以下の本を読みました。(右側に書いてあるのは著者・敬称略)
- 博士の愛した数式|小川洋子
- クスノキの番人|東野圭吾
- きみの友だち|重松清
- 仮想空間シフト|尾原和啓/山口周
- 風と行く者|上橋菜穂子
などを読みました。仕事関係の本の間に、小説を読むのがいい気分転換になっています。
最近、中学2年生の娘や小学6年生の息子と一緒に、読んだ本の話ができるのも、とても楽しいです。
子供の年齢が上がるにつれて、同じ本の感想で盛り上がれるなんて・・・・親冥利に尽きます。
「博士の愛した数式」では、6年生の息子と一緒に数式について語り合いました。
興味がある時が、教えどき。
息子は、小難しい数式の話を、勉強とは思わずに聞いていました。
あとがき
インターネットが現れてから、本の内容を知ることが、とても簡単になりました。
検索すれば、要点をまとめたサイトがたくさん出てきて、短時間で概要を知ることができます。
でもね、簡単に手に入った情報は、簡単に忘れ去ります。
自分の頭でとことん考えて、噛み砕いて、自分なりの「わかった!」「腹落ちした」「共感した」という到達点に行くことが大事だと、私は思います。
以前は自己啓発系の本が好きでよく読んでいたのですが、最近は小説や物語を選ぶことが多いです。
あと、自分がまとめたノートをよく見返して(読書して)います。
その時の仕事や子育ての悩みも一緒に思い出すので大変ですが、読み返すたびに新しい発見があります。
これが、自分の経験と結びつくってことなのでしょうね。
子供たちが夏休み期間中は、仕事の配分を少なくしているので、私も子供達と一緒に本を楽しみみます。
↓夏休みの宿題を早く終わらせる方法。毎年、これでうまくいっています。
↓帰省に伴う暇つぶし&長距離移動の対策まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪