IQ+EQ=総合知性:心の知能指数を高める方法

心の知能指数を高める習慣[三浦将著]を読んでの、感想&まとめノートです。

本の内容&感想

各界のエグゼクティブにコーチングをしている著者が、EQ(心の知能指数)を高めることの重要性を説いている本です。

ビジネスだけでなく、日常生活での対人関係や問題解決にも役立つ知識がたくさん。

心理学的な観点からの解説は理路整然としており、絡まった糸が解けていくようで面白く、どんどん読み進められました。

具体例を、自分と重ねたり上司と重ねたりしてドキリ。

自分の感情と丁寧に向き合う良いきっかけになりました。

ついつい感情的になってしまう人、またはそんな人が身近にいる人にとっては、よき指南書になると思います。

読書ノート

自分が実践しやすいように3つの観点でまとめました。

※自分用のまとめノートです。内容や順番が違う箇所が多くあります。詳しくは本書をご覧ください。

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心の知能指数(EQ)を高める方法

EQを高めるための心得と方法を、簡単に記録しておきます。※本書では4つのステップに分けて解説してありました。

< 著者の定義 >

IQ+EQ=総合知性

IQとは、明確な解がある問いに対して素早く適切解を見つける能力。それに対してEQは、自分の感情をうまくコントロールしたり、他人の感情を適切に感じ取って慮る能力のことを言います。

当たり前なのですが、IQがいくら高くても、すぐに感情的になったり人間関係をおろそかにする人は、成功とはほど遠いところにいます。

↓感情をコントロールし、より良い人間関係を築いていくための3ステップ。

感情の正体を知る

ネガティブな感情は、自分に何かを知らせようとしているのであり、決して悪い感情ではありません。

シャットアウトしたり無理やり心の奥底に追いやってしまったりすると、他の感情までぼやけてしまい、感情を感じ取る力が麻痺してしまいます。

だから、ネガティブな感情は無視するのではなく、自分の中で適切に消化するのが大事。

つまり、「感情の見える化」によってネガティブ感情は危険ではないという安心感を得て、自分との信頼関係を高めるのが得策です。

↓具体的な方法

感情は客観的に見る

負の感情を出している自分を”俯瞰視”することができれば、冷静に対処することができます。

反対に、負の感情にどっぷり浸かって渦のど真ん中に留まっていると、どんどん引き込まれていきます。(私は「負のスパイラル」とよく表現しています。)

一歩離れたところから、自分の状態を見る。

または、自分の置かれた立場を実況中継してみる。

そうすることで、他人の評価(SNSも含む)から自分を切り離すことができます。

ネガティブ感情を抱いても、否定的な言葉や行動が表に出なければ、それはもう自分のコントロール下にあるということ。

KEY:冷静に考えよう!反応の前にワンクッション置くと、サル的(動物的)反応にならずにすみます。

相手を尊重する

自分の感情をコントロールするのと同じくらい大事なのが、共感力です。

共感とは、簡単に言えば他人の靴を履いてみるということ。

つまり、相手を尊重し、理解しようとする態度のことです。

「わかるわかる〜」と同情するのではなく、「わかりたい、理解したい。」という共感。

そこがスタートライン。相手に対する自分の行動が、確実に変わります。

そして、自分の行動が変われば、未来が変わります。

↓エンパシー(共感)とシンパシー(同情)の違いについては、こちらの本が参考になります。

参考図書&リンク

↓今回の本です。

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累計で20万部を越える「習慣力シリーズ」。

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↓漫画版もあります。

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あとがき

自分の感情と丁寧に向き合い、他人の感情も慮る。

慌ただしく生活していると、スルーしてしまいがちなことです。

千里の道も一歩から。

続けることでしか人は変わることができないのだから、習慣化できる人とそうでない人との間には大きな差ができます。

習慣を変えるということは、自分への投資の仕方を変えるということです。(本書P171)

なりたい自分を思い描き、今の感情を俯瞰視してみよう。

それができたら、関わっている相手を尊重してみよう。

↓こちらもどうぞ



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