頂きはどこにある?[スペンサー・ジョンソン著]を読んでの、感想&要約ノートです。
本の内容&感想
「頂きはどこにある?」は、山と谷の物語を通して学ぶ、仕事や人生の指南書です。
著者は、世界的なベストセラー本「チーズはどこへ消えた?」の スペンサー・ジョンソン氏。
短い寓話の中に、賢く”穏やかに”生きるコツが満載です。
人生って、そんなに難しく考える必要はないのかも!
山と谷の特性を知れば、困難をも楽しむことができそう♪
そんな感想を持ちました。
読書ノート
山と谷の定義を中心に、どう考えて行動すれば良いのかをまとめました。
※自分用のまとめなので、内容や順番が違う箇所があります。詳しくは本書をご覧ください。
人生を自分でコントロールする
波乱万丈であればあるほど、複雑で面白くなっていく人生。
しかし一方で、人の一生は何かを成し遂げるには驚くほど短いのも事実。
時の速さに負けることなく、有意義で穏やかな暮らしをするにはどうしたらいいのか。
そのヒントとなる、「山と谷」の仕組みについて、簡単に記録しておきます。
山と谷の位置づけ
物語の中で若者は、何もかもがうまくいかない「谷 (逆境)」を経験します。
そして、「山 (順境)」を目指して旅を続け、ついに山頂に辿り着きます。
しかし、せっかく山の上にいたと思ったのに、気づいた時にはまた谷に戻ってしまう。
それを繰り返します。
人生山あり谷あり。
当たり前なのですが、山と谷はつながっているので、人生はアップダウンの連続です。
それ自体は悪いことではありませんが、あまりにも「谷 (逆境)」にいる時間が長いと、疲弊してしまいます。
そこで、まず最初に心得ておきたいことは、山と谷の位置づけです。
- 山(順境)は、感謝する時
- 谷(逆境)は、冷静に対処しながら学ぶ時
谷からなかなか抜け出せないのは、恐怖心やエゴが邪魔をしているから。
谷にいる時に賢明な努力を続ければ、またすぐ山に登ることができます。
しかし、山に着いても過ちや傲慢さがあると、すぐに谷に落ちていきます。
シンプルな法則ですが、核心をついていますね。
真の発見の旅は、新たな景色を見ることではなく、新たな目を持つことにある。byプルースト
ここからは、どのような視点で、何を指針として前に進めば良いのかを紐解きます。
現実を味方にする
目の前に広がる景色を眺めるだけでは、結局、山と谷の間を無駄に往復してしまいます。
つまり、場当たり的に物事を解釈して突っ走り、”とりあえず” の連続で生きている状態。
忙しくて周りを見渡せていない人や、その時々の感情に流されやすい人が陥りやすいのではないでしょうか。
できることなら、谷にいる時間は短く、山に留まる時間を長くしたい。
そのためには、今の「真実は何か(=現実)」を見極めるのが大事です。
具体的にやるべきこと:
- 山(順境)にひそむ盲点に注意!
- 谷(逆境)にひそむ利点を見つける!
山にいる時は、感謝と謙虚さを忘れずに、自分のことだけでなく社会に貢献できることを考える。そうすると視野や人脈が広がり、盲点に気付きやすくなります。
谷にいる時は、逃げるのではなくそこから学ぶ。つまり、谷に落ちてしまった原因と反対の行動をすればOK。ピンチはチャンスと捉えて視点を変えると、イノベーションにつながることもあります。
いずれもキーワードは、有用・愛情です。
真実は何かを見極めたら、、、、
山の頂ではどんなものが見えるのかを想像し、現実的で達成可能な具体的なビジョンを持とう!
※詳しい事例は本書をご覧ください。
冷静に対応するために
人の脳は、連続した現象があるとその先も続いていると考える性質があります。
これが、冷静さを失わせる大きな要因。
つまり、、、
- 山に登っている時は、ずっと上がり調子でいられると想像してしまう。
- 谷に落ちているときは、このままずっと沈んでいくと想像してしまう。
色々とうまく行って舞い上がってしまったり、負のスパイラルに陥ってしまうのは、冷静に対応できていな証拠ですね。
忘れてはならないのは、出来事に対して、どう感じ、どう対応するかは自分次第ということ。
山(順境)も、谷(逆境)も、自分の心が作る。
今の状況は、果たして本当に「山」なのか。
「谷」だと思い込んでいるけれど、昨日よりもよくなった点があるのではないか。
一歩離れたところから、自分を俯瞰視してみると、意外な発見があるかもしれません。
まとめ:
見方や考え方を変える → 行動が変わる=道が現れる!
参考図書&リンク
↓今回の本です。
↓こちらも新たな気づきがあって面白かったです。
↓考え方に影響を与える書籍7選
あとがき
山と谷の物語はいたってシンプルですが、人生の根幹となる法則です。
読了後には、驚くほど冷静に我が身を振り返り、自分の行動を検証しました。
折に触れて読み返し、真実を見極める目を磨きたいです。
隙間時間をで気軽に読むことができるので、自己啓発書・ビジネス書として、大学生や新社会人にもおすすめです。
↓使っているノートはこちら
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪