定時に帰る時間術[小室淑恵著]感想&内容のまとめ

定時に帰る時間術[小室淑恵著]のレビュー&概要まとめです。

 

読んでみての感想

さすが時の人、小室さんの著書。すんなりと頭に入り、かつ価値観が揺るがされる内容でした。

小室さんの失敗談や、そこからの立ち上がり方、データに基づいた分析は、今すぐにでも見習いたい工夫のオンパレード。

 

ただ、世の中には基本給が低くて、残業代のおかげで生活が成り立っている人もいます。働き方を変えるといいですよ!残業をせずに早く帰りましょう!という簡単な問題ではないのでは?と感じました。

トップが変わらないとどうしようもないという会社も、たくさんあるはずです。逆に、ものすごく好きなことを仕事にしている人は、寝食を忘れて仕事に没頭し、それが幸せだという人も一定数はいると思います。

 

究極のとろこ、働き方は個人の選択に委ねられるのではないでしょうか?

 

プライベートを充実させて、仕事はある程度割り切っている人は周りを気にせず定時で帰ればいいし、会社がブラックならば転職という選択肢もあります。一方、仕事に人生をかけたい人は、それはそれで誰からも後ろ指をさされることではありません。一つの選択なので。

でもまあ、小室さんのように意識が高い人が増えれば、会社全体の生産性が上がるというのも、紛れもない事実だと思います。そのために、彼女は「日本の会社の残業をゼロにする」という北極星に向かって、邁進しているのでしょうね。カッコイイです!

 

※育児や家事とのバランスは、その家庭によりけり。それは小室さんのおっしゃる通り、話し合い(時にはケンカ)を重ねて折り合いをつけていくしかないのでしょうね。うちもまだまだ、発展途上です(^◇^;)

 

 

今回の読書ノート

「結果を出して」定時に帰るというのがポイントですよね。そのために必要な力3つと、実行してみたいことを5つにまとめてみました。

 

※自分自身の解釈や経験をまとめたものです。本の内容とは違うところがあります。

 

 

定時に帰るための3つの力

時短につながる重要ポイントを、3つの力としてまとめました。

決断力

  • 普段からアンテナを高く保ち、迷わず判断ができる状態にしておく。例えば、レストランなどの情報を収集しておけば、ランチミーティングの候補を出すのが楽になるなど。
  • コミュニケーションは大事にする。後輩のことをよく知っていれば、どんな仕事を振ればいいのか分かるし、上司と仲良くしておけば、いざという時に助けてもらいやすい。

整理整頓

  • モノや情報を探す時間は無駄。スッキリさせておけば、時間短縮につながるし、評価も上がる。人脈もしかり。
  • 複雑な家事&育児は、細分化して分担する。夫婦で協力した方が、お互いの負担感が減る。

スケジュール管理

  • 手帳を上手に使い、予定は俯瞰する。アフター5や休日に人との予定を入れると、そのために頑張れる。
  • 運動や趣味などの自己投資の時間は、先に確保する。

 

時間の手綱は、自分で握る!!

 

 

実行してみたいこと5Tips

個人の実行できる範囲での、時間術(仕事術)を5つにまとめました。

なんと、自然を見るだけで、ストレスが27%も削減できるらしいです。我が家は森に面しているので、家にいるだけでストレス解消(笑)

 

仕事や勉強は、社会に貢献するためにする。

それが、将来の自分のためになる。

 

育児や家事のポイント表は、何だか良さそうです。作ってみようかな〜。またブログでご報告しますね(^^)

 

小室淑恵さんについて

著者である小室さんのことについて、調べたことを書きます。

小室淑恵(こむろよしえ)

  • 株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長
  • ワーク・ライフバランスコンサルタント
  • 財団法人 生涯学習開発財団 認定コーチ
  • 介護ヘルパー2級
  • 金沢工業大学 客員教授

株式会社ワーク・ライフ・バランスwebサイトより


大学卒業後に資生堂に就職し、インターネットを利用した育児休業者の職場復帰支援サービス「wiwiw(ウィウィ)」を立ち上げ、社内起業家として活躍されたそうです。

そして、退職後に株式会社ワーク・ライフ・バランスを設立。コンサルタントとしての取引先は、内閣府、経済産業省、国土交通省、防衛省を始め、様々な企業です。


現在の家族構成:夫、2人の男の子がいるそうです。

プレゼンが上手で、これだけ美人&人気でメディアにも注目されているので、講演料は結構いいのでしょうね〜。

 

↓
TEDxTOKYOでのプレゼン映像はこちら。

↓「人口構造から見るゲームチェンジの必要性」プレゼンはこちら。

 

 

参考図書

↓今回の本です。

結果を出して定時に帰る時間術

この本は、個人の時間をどうやりくりするかに重きを置かれたものでした。

 

↓仕事術に関しては、こちらの本の方がいいかもしれません。

プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術

 

↓プレゼンについてはこちらの本がオススメです。

改訂版 小室淑恵の即効プレゼン術: [図解+実例]でわかる実戦テクニック42

 

あとがき

効率よく仕事をする方法を知り、少し両立のハードルが下がった気がします。あとは、自分の努力次第かな。

 

勉強や仕事は、社会に貢献するためにする。

 

この社会は、個々人の向上心によって、よりよくなっていくのではないか、そう思いました。

でもまあ、何事もバランスが大事。自分が腑に落ちる(納得できる)働き方、生き方を、自由に選択できる世の中になってくれることを願っています。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)

今日も良い一日を〜♪