脳を活かす勉強法[茂木健一郎著]感想&概要のまとめです。
この本を読むのは2回目です。9年ほど前に普通の本、今回は図解を読みました。
真ん中に置いてあるノートは、初回読了時に書いたものです。現在のものと比べると、稚拙な読書ノートですが、押さえるべきポイントは大体網羅できていました(^◇^;)
今回は、教育書(クリエイティブ・ラーニング:写真左)と並行して読んでいるので、影響を受けつつのレビューです(笑)
読んでみた感想
勉強が楽しくてたまらなくなる方法が分かりやすく図解してあり、今すぐにでも使えるTipsがたくさん書いてあります。普通の本に比べると文章量が少なめですが、図で説明してあるので、内容はとても濃いです。図解本の方が、時短で読めるのかも♪
とにかく、勉強って辛くて苦しいものじゃないんだ!と希望が持てる1冊です。
今回の読書ノート
前回の読書ノートを手元に置きつつ、新しくまとめ直しました。
では、1つずつ詳しく解説していきます。
プレッシャーは楽しむ
人間は、一生涯学び続ける存在。
様々な知識や経験を通して、昨日とは違う新しい自分になることができます。周りからのプレッシャーは、次の3つの考え方で味方につけるとGOOD!
- 不安や否定的な感情は、自分を守るための自然な防御反応。冷静に客観視して楽しもう!
- 失敗やミスは、偶然の成功よりも得るもの多いラッキーなこと。
- 人と違うことを恐れず、自分のやりたいことをやろう!(精神的強度を高め、自発的に行動する)
勉強3Tips
強化学習サイクルを回す時に意識すると良いことは、次の3つです。(強化学習について、詳しくはこちら→★)
- 瞬間的に集中する
どこにいてもパッと勉強をする習慣をつけると、5分以内の隙間時間でも有効に使うことができます。 - 程よく難しい課題
簡単すぎても難しすぎても、やる気スイッチは入りません。適度な壁を設定し、それを超えられると、脳が達成感を感じて喜びます。モチベーションupのためには、いくつかの壁を戦略的に設置すると良さそうです。 - 知のオープンエンドを楽しむ
どこまでも行っても終わりのない学問の世界。あくなき追究が脳を活性化させ、勉強が楽しくて仕方のないものになります。
ここで1つ、本書に書いてあった挫折しないためのポイント。
調子の出ない時は休む!!
セルフモニタリングで自分の状態を知り、その時に合う方法で学習を進めることが大事です。
「上手に休憩ができる人が、最後に勝つ人」:根詰めて練習しがちな私に、先輩がかけてくれた言葉を思い出しました。
知識を力にする
情報や知識は、得るだけでは力になりません。実際に活用してこそ、初めて自分の中に組み込まれたことにまります。
体験もしかり。
自分が成長できる環境を作り、何事も楽しもう!!
参考図書
↓今回の本です。
↓シリーズでは、仕事術、生活術、子育て術などがあります。
あとがき
最後にスイスの研究者、ジャン・ピアジェの言葉(日本語訳)を引用します。
知能の本質的機能は、理解し発明すること、いいかえれば、諸構造を組立てて現実を構造化することである。
引用大元:「教育学と心理学」ピアジェ著、竹内良知・吉田和夫訳、明治図書 P33
人間が生きるということは、それだけで根源的なレベルで創造的なこと。建築でいうと、建物の柱1本1本の使い方・組み方が大事なように、人生においても、知識や経験、聴いたことや言ったこと1つ1つが、今の自分を構成し、作り上げているということですよね。
自分を俯瞰(理解)し、知識や経験を結びつけて構造化する、その積み重ねが「成長」。
本書に書いてあった方法は、日常生活ですぐに実践できそうなものがたくさんありました。知っているだけでは、何も変わりません。実際に行動に移し、昨日の自分とは違う、新しい自分を構成していきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い一日を〜♪