適当力[田中ウルヴェ京著]という本を、図書館で読んで感銘を受けたので記録しておきます。
田中ウルヴェ京さんについて
田中ウルヴェ京(みやこ)さんは、水泳選手として活躍し、1988年ソウルオリンピックのシンクロデュエットで銅メダルを獲得された方です。
現在は、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士として、トップアスリートから経営者を中心に、メンタルトレーニングの指導、心理コンサルティングなどを行なっています。
企業研修、講演、著書訳書も多数。夫はフランスの方で、一男一女の母親でもあります。こうやって経歴を書くだけでもカッコイイ!!
↓ご本人出演の番組動画です。
「いざという時に平常心を保つコツ」(動画)
2016年11月23日(水) に放送された、モーニングCROSS – ひとこと言いたい!オピニオンCROSSで田中さんが出演されている動画です。「感情の種類と整え方」について、田中さんがパネルを用いて説明されていて、内容&解説の仕方ともに勉強になりました。
読書の感想
この本を読んで、私の共感スイッチが入ったのは、田中さんがご自身の失敗談を包み隠すことなく書いて、反省点&改善した方法を説明していたからです。
特に子供が生まれてから後のストーリーは、自分と重なって、、、当時の状況が走馬灯のように頭の中に蘇りました。(ちょっと涙しました。)
もう10年早く「適当力」と出会いたかったです。
いやいや、今からでも遅くはない!スポーツ選手の強靭なメンタルとまではいかなくても、この本に書いてあることを1つずつ実践して、精神的に安定した大人近づきたいなと思いました。
読書ノート
私が自分の生活に取り組みたい箇所を、ノートにまとめてみました。
適当力とは?
この本でいう「適当」とは、手を抜いていいかげんにするという悪い意味ではなく、 ある状態・目的・要求などに、ぴったりと合うという意味です。
つまり適当力とは、事実に対して過剰に反応したりストレスをためたりせず、理屈や道理にかなう、程よくふさわしい対応をする力のことです。
でもまあ、「思考グセ」って、誰しもが持っているものですよね。
私もよくそれで捉え方を失敗して、勝手にストレスをためています。。。。
単なる事実に対して、冷静に、しなやかに良い加減で対処できるように「適当力」を磨いていきたいです!
適当力の磨き方
本書ではもっとたくさんの方法が書いてあったのですが、自分がすぐに実践できそうな形に咀嚼して5つにまとめました。
- 価値観の違いを楽しみ、尊重する。どんなに意見が違う人や苦手な人からも、学べることはたくさんあります。自分の間口を広げて、人間としての幅を広げていきたいです。
- 感じ良くスルーする。人の話を聞くときは、袋(仮想)を準備して聴くようにします。必要な部分だけ自分で飲み込んで、不要な部分は袋へ。そして、失礼にならないように、ポイっと捨ててスッキリ〜〜。
- 他人の課題は切り離す。今勉強中の、アドラー心理学の考えです。自分が解決できない他人の問題については、傾聴はするけど感情移入しすぎて溺れてしまわないようにしたいです。
- 自分を褒めてモチベーションをup!「私、よく頑張っているよ」と自分を認めて、自己肯定感を上げていきます♪良いこと日記(3行日記)や、Good&New Diaryが役に立ちそうです。
- 上手に他の人を頼る。一人で抱え込まず、他の人の力を上手に借りるのも能力の1つですよね。
認知行動療法
結局は、物の見方や受け取り方次第で、持つ感情が変わってくるわけで、、、、それをコントロールできれば全てがうまく回りそうです。
本書で紹介されていた音楽を活用する方法などを、「私の取扱説明書」と題してまとめておきたいなと思いました。
笑顔で事実を肯定的に書き換える!そして勘違いの自己満足ができれば幸せ〜〜〜。
※行き過ぎると危ない人になってしまいそうなので、自分を客観視すること&他者意識は忘れないようにしたいです。
私のトリセツ、作ってみました↓
参考図書&リンク
↓今回の本です
↓良い加減を学ぶのに役立つアンガーマネジメントのワークシートです。
↓自己肯定感を高めるためのワークシートです。
まとめ
適当力を手に入れると、どんな現象もしなやかに受け入れ、良い加減で処理できるようになる!
私は根が真面目なので(笑)、かたくなになってしまうことが多いです。もう少し柔軟に、「良い加減」を身につけられるよう、日々邁進していきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い一日を〜♪