考え方の教室[齋藤孝著]感想&内容のまとめ

考え方の教室[齋藤孝著]を読んでの、感想&概要のまとめです。

↓こちらもご参考に〜。「考え方」に影響を与える書籍7選まとめ。

考え方の教室[齋藤孝著]感想

さすが明治大学で教員養成コースを担当している齋藤先生。臨場感あふれる本書の展開に、まるで20歳の学生に戻ったように気分が高揚しました。

各章ごとに「今日のレッスン」という練習課題が設定されており、考えようと努力するだけでもかなりの思考力がつきます。

自分なりの解答を出した上で章を読み進めると、齋藤先生の言わんとしている事がス〜っと頭に入り、腑に落ちるのです。まるで、頭の中の絡まった紐が解けるように。

最終章を読み終わる頃には、「考える」という行動は、こんなにも愉しく奥が深いことなんだ!と、人間に生まれたことを改めて幸福に感じました。

読書ノート

※自分の経験や解釈をもとにまとめたものです。本書の内容とは違うところもあります。

考える力=創意工夫する力「知情意体」

考える「方法」は、「技」として身につけることができます。でも「技」を知っているだけでは、実際に使える力にはなりません。

ビジネスで言うと、フレームワークの知識があるだけで、使い方を知らない感じですね。

では、考える「力」をつけるにはどうしたら良いのか?

齋藤先生は、「技」を自分のものとするには、「心(=知情意)」と「」が組み合わさった総合力:「知情意体」があることが大事だと、本書で述べています。

一文字ずつ分解すると、、、

…知識

…豊かな感情

…こうしたい!という意志

…支えるための身体

つまり、机上の空論ではなく、心と体を使った人間味のある実践的な考え方:「創意工夫」こそが、本当の考える力なのです。

他人を喜ばせたい、幸せにしたいという思いやりや社会貢献の気持ちが、創意工夫のモチベーションとなり、それが問題解決や変革(イノベーション)につながります。

「人から必要とされていればお金も地位もいらない」という言葉を聞いた事があります。自分が創意工夫した事で救われる人が存在するならば、それだけで心から幸せを感じる事が出来そうですね。

「考える力」の伸ばし方

私が実践したいと思ったことを箇条書きにしました。詳しくは、本書をご覧ください。

複眼的思考

柔軟に新しい意味や価値を生むためには、頭の中を子供のように柔軟に保つ必要があります。カオス(混沌)とコスモス(秩序)を上手に往復して、発想力を鍛えたいです。

思考の免疫力を高める

様々なジャンルの人や本との出会いを大事にすると、価値観の異なる意見を受け入れる寛容力がつきます。

「ゆさぶり」を受ける

自分の価値観が崩落するような経験をし、他人へは価値観を揺さぶるような質問をする。その過程を楽しむ事が出来ると、自分の可能性がどんどん広がりそうです。

直感と分析で決定する

経験により研ぎ澄まされた直感(大局観)で素早い決断をする。つまり、最初に全体を掴む。その上で、分析により裏から検証すると「木を見て森を見ず」にはなりません。

※あまりにも直感に頼りすぎるのは危険!「餅は餅屋」と言われるように、専門家のアドバイスを受ける姿勢も大事です。

大局観については、こちらの記事を参照してください。

段取りを決めると夢が実現する

驚き・感動・興奮から発想が生まれたら、冷めないうちに行動する!!!具体的には、現状(限定された条件下)でどうやったら実現できるかを「段取り」として考える事が、最初に取るべき「行動」です。

「段取り」を組んだ段階で、夢だった発想(理想)と現実との架け橋ができます。つまり、うまく限定をつけていき、ゴールから逆算して段取りを決めると、夢は現実のものとなります。

参考図書&リンク

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まとめ

  • 「創意工夫」は人間の大きな喜び!
  • 複眼思考で柔軟に考え、価値観の違いから学ぼう!
  • 段取りを決めると夢は現実へとつながる♪

驚き・感動・興奮から発想が生まれたら、(大局観)で全体を掴み、冷めないうちに行動するようにします!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今日も、良い一日を〜(^^)/