「打たれ強い心」のつくり方[田中ウルヴェ京著]感想&内容のまとめ

田中ウルヴェ京さん著の「打たれ強い心」のつくり方を読んでの感想&内容のまとめです。

読書の感想

前回読んだ同じ著者の本「適当力」の内容を含みながら、さらに広い視点で「ストレス対処法」のノウハウを学ぶことができる本です。

特に勉強になったのは、どんな時も平常心を保って実力を発揮するコツと、自己肯定感を上げる方法です。

田中ウルヴェ京さんの想いが鮮明に語られており、恐縮ながらも共感し、「人生の目的とは何か」を深く考えさせられました。

※「適当力」の章は、ノートにはまとめていません。こちらの記事に詳しく書いてあります→適当力[田中ウルヴェ京著]感想&内容のまとめ〜しなやかに良い加減で生きる〜

読書ノート

今回の読書ノートです。自分が実践したいことを中心にまとめました。

※自分の主観や解釈が入っています。本の内容とは違う箇所もあります。

こちらは、参照用にまとめた図です。ストレスが適度にある「最適ゾーン」に自分を持っていく技術が、「打たれ強い心」を形成するのですね。

(参照元:国立スポーツ科学センター

自分の感情をコントロールする方法

ストレスや感情の波に流されず、どんな状況でも取り乱すことなく普段通りに行動する技術を、4つに分類してまとめました。

良いストレスコーピングをする

ストレスコーピングとは、困難やピンチといったストレッサー(刺激)に対して行う、「能動的な対処行動」のことを言います。

自分の感情はしなやかに受け止め、冷静に分析して調整するのが、良いストレスコーピングになります。

反対に、衝動買い・やけ食い・特定の人の人格を決めつけて悪口を言うなどの行動が、悪いストレスコーピングです。否定的な感情がより増幅してしまいます。

思考のクセを無力化する

自分ではどうにもならない他人の課題は切り離す!これは、アドラー心理学でも学んだことです。

自分がコントロールできるのは、、、、

  • 事実に対する「自分自身の捉え方」
  • これからの「自分の人生」

この2つだけです。過去の失敗を持ち出して「自分なんていつもこうだ。。。。」と無駄に落ち込むことなく、「今・ここで」を考えてポジティブな言葉で表現する。そうすると自己肯定感が高まるだけでなく、前を向いて進めそうですね。


本書P34〜の「自分の思考のクセに気づくテスト」では、自分が「自信過信タイプ」なのか、「自信喪失タイプ」なのかを点数として出すことができます。

ちなみに、私はどちらかといえば「自信喪失タイプ」でした。きっと田中ウルヴェ京さんの研修や講習会では、もっと詳しく分析できるのでしょうね。遠い存在なので、それは叶わないと思いますが(^◇^;)


パフォーマンスを上げる

バイオリズムに沿って行動するメリットは、多くの脳科学の本にも書いてありました。

例えば「絶対にミスをしない人の脳の習慣[樺沢紫苑著]」には、脳のゴールデンタイムを意識した集中力の鍛え方が書かれています↓

田中ウルヴェ京さんが提唱する朝のスタートエクササイズ&夜のリセットエクササイズは、明快で簡単なので、今日からすぐに実践できそうです。

深呼吸バイオリズムに沿ったエネルギー消費計画を立てる。つまり、自分の集中力に応じて、時間帯別にタスクを振り分けるような感じです。

振り返って分析深呼吸で自分をゼロにリセットしてから眠りにつく。翌日の目覚めが違いそうです。

深呼吸の方法を超簡単に説明すると、、、、

  • 4秒吸う(いいものを吸う感覚で)
  • 2秒止める
  • 8秒かけて全ての感情を吐き出す

これでリセット完了です。夜じゃなくても、緊張した時や失敗した時にも使えそうです。


参考:1日の振り返りとして、私はGood&New Diaryで3行日記を書いています。低かった自己肯定感が、随分と高くなりました↓

https://life.conote.info/archives/2882

自分褒めを習慣にする

モチベーションを上げるために、自分を褒めてあげる習慣を作るといいそうです。

■「勘違い」「自意識過剰」「自己満足」でハッピー♪

■行動に意味をつけて感謝する。
例)今日もお日様が気持ちよく照らしてくれている、thak you!

■身体を叩いてサイキングアップ!
サイキングアップとは、スポーツで試合前などに気分を盛り上げるため、心拍や体温を上昇させる方法です。身体を叩く以外にも色々とあります。国立スポーツ科学センターのwebサイトの「メンタルトレーニング技法の紹介」ページに、スポーツ心理学の観点で詳しく書かれていました。

■自分の行動に勝ちグセをつける!
課題をクリアした!という満足感が、積もり積もって人生の満足感にもつながりそうです。


そのほか、DESC法が実践例とともに解説してありました。

DESC法とは、アサーションのスキルの中で、自他の意見を認めて妥協点を見つける話し方のガイドラインのことです。こちらの記事でまとめてあります↓

参考図書&リンク

いずれの本も、amazonの詳細ページで試し読みができます。

↓今回の本です。


↓2018年10月に出版された、田中ウルヴェ京さんの最新の著書です。「平常心をが身につき、ストレスに対処できる」「自分の実力を発揮できる」「ポジティブになれる」ワークシート付きの本です。



↓前回読んだ本です。

まとめ

どう生きたいか、、、自分がどういう人間なのかをしっかりと把握し、目的を持って人生を歩む姿勢が、「どう生きる?」という問いの答えになるのかもしれません。

自分軸を大事に、成長できる環境があることに感謝し、微力ながら社会に貢献できる喜びを感じながら生活していきたいです!!


自分のための忘備録:

■2つのバランスが大事!!!
自己内省力+自己客観力=自分の立ち位置力

  • 自己内省力とは…自分のことを深く考え、多面的に捉えること。
  • 自己客観力とは…社会の中での自分の立場や見え方を俯瞰し、何ができるか考えること。

■内発的動機づけ&外発的動機づけは、
時と場合に応じて上手に使い分ける!


最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)

今日も、良い1日を〜♪