成功ではなく幸福について語ろう[岸見一郎著]を読んでの読書ノート&感想です。

本の内容&感想
「嫌われる勇気」の著者、岸見一郎さんが、読者の悩みにQ&A方式で答えながら、幸福論を語っている本です。
アドラー心理学が基軸になっていますが、実際の悩みにそった解説なので心理学書よりもとっつきやすかったです。
どの悩みも何かしら共感できる部分があり、何だかむず痒くなりつつもページをめくる手が止まりませんでした。
ただし、悩みの背景は十人十色なので、著者のアドバイスがそのまま使えるわけではないのでは?というのが率直な感想。
知識として取り入れ、人生に迷った時の指針の一部として取り入れたいなと思いました。
高校生への講演「これからの人生をどう生きるか」は、もうすぐ中学生になる娘を持つ親として、心の奥底に響く内容でした。
読書ノート
ゲーテの言葉を筆頭に、印象に残ったところをまとめました。

※自分用のまとめノートです。内容や言い回しが違う箇所が多くあります。詳しくは本書をご覧ください。
以下、読書ノートをもとに簡単に記録しておきます。
成功ではなく幸福について語ろう
大原則:成功と幸福はまったく別もの
誰かの役に立てるということで、自分の価値を実感する。その結果、勇気を持って行動できる。これが幸福というもの。

人の期待に応えなくてよい
自分自身を失わなければ、どんな生活も苦しくはない。自分が自分自身でさえあれば何を失っても惜しくない。by ゲーテ
自分が自分自身であるというのは、自分の人生を生きているということであって、それはこの上ない幸福だということ。
誰かのためではなく、自分のため。
当たり前のことなのに、どうしてこの言葉が心に残るのか。
それは、少なからず自己犠牲の元に生活が成り立っていることへの不満から来るものなのかもしれません。
でもだからと言って、ここで漠然とした不安を感じるのは生産的ではない。
不安に押しつぶされそうになる暇があるのなら、これからどう生きて行くのかを考えよう!!
自分の価値は自分で決める
褒められたり、SNSでいいねをもらったり、社内で評価されるのは嬉しいことだけど、、、それは自分の価値とは全く関係ないことです。
評価と価値を切り離して考える。
人は、生きているだけで価値があるのだから。

幸福は外に現れる
機嫌が良いこと、丁寧なこと、親切なこと、寛大なこと、、、気分が安定している人は、周りの人が気を遣わなくて大丈夫。
つまり、幸福な人は見てわかるし、周りのひとへ負担をかけない人。
まずは自分が幸せになる。
そうすると、幸せが伝染する。
周りの人へ感謝しつつ、「今」できることをしっかりやろう。

参考図書&リンク
成功ではなく幸福について語ろう[岸見一郎著]
ーーーーーーー
自分の価値は自分で決めるものだから、他人がとやかく言うことに意味はない。
意味がないことに悩むのは、時間と労力の無駄だ。
小説で似たような表現がありハッとしたので、ノートに書き留めました↓

わたしの美しい庭[凪良ゆう]
ーーーーーーー
〜余談〜
先程のノートに書いているGTDは、優先順位を簡単に決めるためのフローチャート。
感情が揺らいで優先順位がつけにくくなってきたら、淡白にGTDのシステムを導入してやるべきことを決めるのも手です。
GTD(Getting Things Done)について
使用文具
読書ノートに使っているのは、手帳品質のNOLTYノートブックです。
日記のように使っているのは、濃い色のノート(クルールフォンセ)です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪