News Diet [ロルフ・ドベリ著]を読んでの感想&要約の読書ノートです。
内容&感想
Think clearly の著者であるロルフ・ドベリの新刊!ニュースの中毒性や弊害を検証し、ニュースを極限まで減らす生活を推奨している本です。
私たちは、食事に関しては食べ過ぎに気をつけるのに、なぜ情報に関しては多く取り入れるほど良いと思ってしまうのか。
本書では、ネット上に散らばる情報を”安っぽい砂糖のかたまり”に例えており、確かに、一時的に血糖値が上がって幸せになるけど、メタボのもとだと納得。
実体験をもとに語られる「ニュースダイエット」の方法はとても分かりやすく、ニュースとの付き合い方を変える良いきっかけになりました。
ダラダラスマホや、ニュース依存からはもう卒業。
皮下脂肪になる情報を排除することで、自分の時間を取り戻そう!
読書ノート
自分の生活に生かせそうなことを中心に記録しています。
※自分用のまとめノートです。順番や言い回しが違う箇所があります。詳しくは本書をご覧ください。
ニュースダイエットの3ステップ
本を読んで考えた、私のニュースダイエットの3ステップです。
- 情報の豊かさの危険性を考える
- 能力の輪の中にあることに集中する
- 情報は自分で考えて取りに行く
情報の豊かさの危険性を考える
大前提:情報の豊かさと、生活の豊かさは、必ずしもイコールではない。
膨大なニュースを自分の身体に取り入れた先にあるのは、決して満足感ではなく、時間を無駄にしたという空虚感です。
しかも、ネット上にあふれるニュースやSNSは、「見たいもの」しか示さず、注意力を細かく切り刻みます。
人間はラクで楽しい方に流されやすい生き物なので、「見たいもの」が常に目に入る環境というのは、常に “自分の好きなものを見ないように” 努力をしている状態。
AIのおかげで「見たくないもの」が示されなくなったのはありがたいですが、「見たいもの」が矢継ぎ早に目に飛び込んでくる環境は明らかに集中力の妨げになります。
子供に、好きなおもちゃやゲームを周りに並べて勉強しろ!と言っても無理なのと同じく、私たちはパソコンのブラウザを開きっぱなしで仕事はしない方がいいし、スマホは物理的に身体から離れた場所に置く方が賢明です。
つまり情報過多の現代は、何も意識せず過ごしていると、毒々しい情報がどんどん自分の時間をうばっていくということ。
これを筆者は、”注意力の貧困”と表現しています。
能力の輪の中にあることに集中する
無防備に情報を受け入れるのをやめて、意識的に「重要な情報」のみを取り入れよう!
本書の中で説明してあった、能力の輪という概念が分かりやすかったので図解してみました。
ここでいう重要な情報とは、、、
- よい決断を下すのに役立つもの
- 世界で起きている出来事のつながりを理解するのに役立つもの
以上の2つです。
※詳しい説明は、本書をご覧ください。
情報は自分で考えて取りに行く
自分ではコントロールできないニュース(情報)に対して、追求したり思い悩んだりするのは時間の無駄です。
例)犯人の過去をつぶさに調べるような特集、芸能人のスキャンダル、その他自分の力ではどうにもならない悪事など
情報は外から与えられるものではなく、自分で考えて選び取るもの。
自分の行動や思考に結びつくニュースのみを選択し、時間を大事にしよう!
参考図書
↓今回の本です。
同じ著者の読みたい本を記録しておきます。(サンマーク出版から出ているベストセラー本)
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法
↓人生は選択の連続なので、こちらも読んでみたいな〜。
Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法
あとがき
偉そうにまとめていますが、私もついついネットサーフィンをしてしまい、気づいたら時間が過ぎているということがよくあります。
その度に、人間って意識していないと本当にラクな方に流れてしまうんだなぁと実感。
だから時々、自己啓発本やライフハック系の本を読んで、ノートに書きながら自分の生活を顧みる機会を得ています。
1つでも改善すべき点が見つかって実行に移せると、背筋がスッと伸びて、他のことまで効率的に実行できるようになるのが不思議です。
〜おまけ〜
使っている読書ノートは検索性に優れたサニーノートです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪