3人の個性豊かな子ども達と接していると、まあ次から次へと問題が発生して、精神的に忙しなくなります。今回は、自分への戒めも込めて、子育てに関する考え方をつらつら書きます。
子ども達は外で頑張っている
子どもの仕事は、学ぶことと遊ぶこと。
本来ならば、楽しくて楽しくて仕方のないはずの幼稚園(保育園)や学校ですが、自閉スペクトラム症の診断を受けている長男は、集団生活に馴染むのにかなり時間がかかりました。
息子にとって、幼稚園や学校は、戦場みたいなものらしいです。
幸い、お友達と理解のある先生に恵まれ、小学5年生になった今では、登校渋りや大泣きしながら帰ってくることは少なくなりました。
それでもやっぱり疲れるみたいで、家に帰ると妙にテンションが高かったり、ナマケモノのように動きがダラ〜っとしていたりします。
そして、勉強面や生活面では、親としては気になることが多すぎて、口を出さないほうが難しい状況です。
育児書に書いてある「良いところを褒めてあげましょう」なんていう言葉は、正直言って、発達凸凹な子を持つ親にとっては厳しい提案です。(もちろん、子どもが落ち着いていて、親に余裕のある時は褒めてあげられるところもあります。)
だから、考え方を変えることにしました。
息子は今日1日、経験という鎧をつけて、外で闘ってきたんだ。
そういう見方をすると、家でのあれやこれが、不思議と気にならなくなります。
まずは、「おかえり!今日もよくがんばったね!」と、温かい心で迎えることができるようになります。
脱ぎっぱなしの靴下も、たまには拾ってあげようかなと、寛大な心が芽生えることもあります。
家の中を心安らぐ「安全基地」に
外で闘ってきた子どもに、何をしてあげられるだろう?
美味しいご飯を作って、お風呂をわかして、話を聞いてあげる。
宿題で分からないことがあれば見てあげる。
仕事をしながら家事をしながらできることって、平日はこれくらいが限度。
つまりは、子供に関する心配事は尽きることがないのに、親としてできることは限りなく少ないのです。
だから最低限、子どもにとって家の中が心安らぐ「安全基地」として機能するように、自分自身のメンタルや環境を整えたいと考えています。
気になる症状に対して
息子はストレスが溜まると、チックや呑気症などの症状が出ました。
気になる症状や行動があっても、最終的には子ども自身が、1つ1つ乗り越えて行かなければならない。
そう頭では分かっていても、ついつい自分ごととして考え込んでしまい、気づけば子供のことそっちのけで自分の心がどんどん重たくなっていることも多々ありました。
子どもの症状や問題行動は、気にかける必要はあるけれど、気にしすぎると親の不安感が子どもに伝わって、かえって子どもを苦しめることにつながります。
まずは親として、私自身の器を大きくする必要がある。このことを肝に銘じて生活しています。
これからのこと
子育ては、「喜び」というプレゼントを親子で交換する営みという言葉を、尊敬する人の本で読んだことがあります。
まずは笑顔。
そして温かい会話。
その後で注意事項を1つだけ。
最後にもう一回笑顔。
遠回りのようだけど、昨日よりも少しでも前進していればよしとしよう。
要求のレベルを下げることで、親子共々ラクになることだってあるから。
未来のことはわからないけれど、あれこれ考えて悩む前に、今できることに1つずつ丁寧に取り組んでいきたいです。
以上、独り言に近い備忘録でした。
※子ども達の状態は十人十色。この記事の内容は、参考程度にお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪