仕事で成長し続ける52の法則[和田裕美著]を読んでの感想&概要のまとめです。
読書の感想
特に印象に残ったのは、「おわりに」に書いてあった、「働く自分が好き」という和田裕美さんの言葉です。
大学を卒業してから、何かしら仕事を続けてきた私。多種多様な仕事でも楽しめたのは、私も「働く自分が好き」だったからだと気づかされ、考え方に共感しました。
働く自分が好きだということは、本当に大事です。
目の前の壁を乗りこえるために、どうにかしようとする気持ちが生まれ、最終的に、壁を越えるスキルが身につきます。(P173)
ごもっとも。
仕事に限らず、「好き」だから乗り越えられる壁、ありますよね。
本書は「日経ビジネスアソシエ」で2007年1月16日号から連載された「和田裕美のキャリアを磨くコミュニケーション作法」を1冊にまとめたもので、1つの「法則」が2ページほどの読みやすい内容になっています。
和田裕美さんの軽快な語り口調が素敵で、読み進めるごとに、明日への元気をもらえます。
読後には、不思議と「人生、どんとこい!」と言えるような気持ちになりました。
読書ノート
52の法則のうち、自分に合いそうな法則を抜粋してまとめました。前回同様、コーネル式ノート形式に線を引いています。
※自分の経験や解釈をもとにまとめたノートです。内容や順番、言い回しが違う点もあります。詳しくは本書をご覧ください。
私を磨く「仕事」というステージ
物質的に恵まれている私たちにとっては、お金やモノよりも、「人とのつながり」「ありがとう」「自分の成長」を得る方が大事であると、著者は述べています。
同感です。
どんなに高いお給料をもらっても、どんなに高価なモノを手に入れても、この3つが欠けていると充実感は得られず、「楽しい人生」にはなりません。
自分の成長は、自分の心がけ次第です。
「今」を一生懸命に生き、どんなに苦しい状況や環境でも諦めずに前に進む。
この信念を貫いた人と、最初から諦めて手抜きをしていた人では、人生の財産は雲泥の差になります。
働く姿勢=人間力
第1章では、和田裕美さんの「働く姿勢」についての考え方が書かれていました。
人生には波がある。
どうせ乗るなら、高い波に乗り続けたい!
不平不満を言う暇があったら、自分の人間力を磨く方が生産的です。今いる場所でコツコツ頑張り、人が見ていないところでは影練(見えない貯金)をする。
それが、そのまま働く姿勢となって現れ、結果に結びつきます。
コミュニケーション
結果を出し続けるチームを作るために欠かせないポイントは、
- 方向性
- 透明性
- 笑顔
の3つだと、著者は言っています。
「笑顔」、いいですね。
仕事としてのチームだけでなく、家族の在り方にも当てはまりそうな3ポイントです。
↓気をつけたいこと。
人に何かを伝える時は「傷つけない言葉」を選ぶ。
私はつい本当のことをズバッと言ってしまうので、他者意識と思いやりを忘れないようにしたいです。
普段からの信頼貯金によって、ピンチの時も「どんと来い!」なチームや家族作りが大事。
脳科学者の茂木健一郎が言うには、脳は笑うことで活性化されてクリエイティブになるそうです。寝る前に笑うと、特にいいらしいです。
寝る2時間前のリラックスタイムは、笑顔の多い時間にしたいなと思いました。
目標達成
チームで同じ方向を向くのと同じくらい大事なのが、自分の哲学(拠り所となるような考え方や信念)です。
和田裕美さんが拠り所にしているのは、「陽転思考」だそうです。
陽転思考とは(P44)
事実は1つ、考え方は2つ。悲しいことも辛いことも、なかったことにはできないので、その事実から「よかった」を探し、明るい方に切り替えていこう
という考え方です。ポジティブシンキングとは違い、マイナス面にもしっかりと目を向けた上で、考え方を変えるプロセスみたいです。興味があるので、いつか本を読んでみたいと思います。
タイムマネジメント
忙しい時間は、楽しく学ぶ時間!
なるほど。
定義を変えてしまえばいいのですね。
その上で、思いやりの心(他者意識)を持ち、みんなにとって効率的になるように動く。結果、やり直しの仕事が出ず、自分の時間をうまく使うことにつながります。
〜余談〜
和田裕美さんの発想術:「お!いいな」と思ったら、とりあえずやってみる。
私も同じ考えで生きてきました。
やらずに後悔するくらいなら、やって失敗した方がいい。
その方が、学びがあって人生お得♪
これが、私の哲学です。
参考図書&リンク
↓今回の本です。
↓「陽転思考」に関する本です。amazonのリンクから試し読みができます。
まとめ
ピンチはチャンス!陽転思考で物事を多面的に見て、「仕事」というステージで自分を磨こう!
これからも、「お!いいな」と思ったことには迷わず試し、「大変なことになった!」と思ったら「大きく変わるチャンス」だと捉えて挑戦します。
P54に、最近の人は、思考に遊びがなく、正解を探す癖のある人が多いという内容が書いてありました。
大人になればなるほど、失敗を恐れるようになり、無難で効率の良い道を選びがちです。でも、それでは自分の殻を破ることはできません。
和田裕美さんの言葉(P58):
私の人生の目的は、効率よく、高い成果を上げることではないようです。わくわくしながら、自分も知らなかった自分の一面を発見したり、課題解決の方法を生み出したりすることが楽しいのです!!
選んだ道が、Bestな道。
無駄を楽しむ自由を放棄せず、多少効率が悪くても周りの景色を楽しんで発想を広げ、自分だけの答えを創り出していきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、実り多き1日になりますように。