最後まで読んでもらえるブログ記事、気持ちよくYESと言ってもらえる企画書を書くコツは何だと思いますか?
大前提として「読み手が欲しい情報」であることは分かっていても、どのように書けば良いのか迷ってしまいますよね。
今回は、文章の鬼100則[川上徹也著]の技法を実際に使いながら、人を動かし、自分がその場にいなくても勝手にお金を稼いでくれる「働く文章」の秘密に迫ります。
何かのヒントになれば幸いです。
働く文章とは
「働く文章」とは、自分が別のことをしていても、自分の書いた文章が働いて(誰かがそれを読んで行動してくれて)利益を出してくれる状態のこと。
著者は「アバター」という表現で説明しています。
自分の分身が、勝手に営業したり集客したり物を売ったりしてくれる。
コピーロボットみたいな存在です。
文章が働いてくれている間は、自分は他の仕事をしたり、ゆっくり休んだりすることができる。
これ、最高じゃないですか?
注意しなければならないのは、コピーロボットにも2種類あるということ。
就業形態で例えると、日雇いフロー型と終身雇用のストック型です。
例:ブログだと、、、
- ストック型の記事:流行り廃りのない有益な情報で、時が経っても何度も読者が訪れてくれるページ。
- フロー型の記事:新発売の情報やその場限りの面白いネタで、一時的にバグるけれどしばらくすると誰も見なくなるページ。
ここまで書くと分かりますが、SNSは圧倒的にフロー型。
ツイッターの2年前の過去ツイートを何度も訪れる人は少ないです。
SNSは、情報を素早く発信したり拡散したりするのに優れていますが、あくまで一時的。
一方でストック型の文章は、ずっと積み重なっていく「財産」。
手持ちの財産は、広告のコピーライティングであったり、書籍であったり、スピーチの内容であったりと、人それぞれ。
歌詞や論文も同じ。
書いた時はさほど脚光を浴びることのなかった文章が、数年後にパッと人気が出ることもあります。
これらは「財産」だから、著作権なるもので守られています。
「働く」文章を組み立てる技術が身につくと、交渉がうまくいきます。
頼み事をするときに、相手に気持ちよく動いてもらえます。
上手に自己主張できるので、生きづらさも減るでしょう。
いずれにせよ、誰かを動かすことのできる文章術は身につけておいて損はない!
内容のまとめ
↓今回の読書ノートは、演習型。自分で法則を使いながら架空の記事を作ってみました。
枝の下部分は、右下から読み始める(登り始める)レイアウトです。
※自分専用のトリガーとなるまとめノートです。四角く囲ってある数字は、法則の番号。詳しい内容は本書をご覧ください。
例文作りで演習
知識は得るだけでなく、活用せよ!
鬼100則のうち、25則を使って簡単な例文を作ってみました。
\5分でわかる♬/
【98%の主婦に効果のあったダイエット法】
最近、運動不足だと感じていませんか?でも、わざわざ外に出てキツイ運動を続けるのは、ちょっと嫌ですよね・・・。そこで新しい生活習慣のご提案。
身体を変えるために、家事を筋トレに変換してしまおう!!
家事は習慣にするための、最高なトリガーとなってくれます。家事を休む日ってないですから。
まずは、1年後に着たい服を想像してみましょう。それがあなたのゴールであり、戻るべき未来です。
善は急げ。具体的にどのような”家事しながら”筋トレができるのか考えてみます。
・洗濯物を干しながらスクワット
・雑巾掛けしながらストレッチ
・お料理しつつヒップアップ
・絵本読み聞かせ足パカ
・丸つけしつつ腹筋運動
・・・・などなど。
要はね、避けられない行動とセットにすれば習慣化できるってことです。特別に運動時間を取らずして、知らず知らずのうちに身体が変わるのを実感できるでしょう。
でも、間違った方法で腰などを痛めたら元も子もないので、正しいスクワットや足パカの動画リンクを載せておきますね↓
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(以下省略)
いかがでしたか?
お恥ずかしながら、実際に私が産後に行ったダイエット方法です。
これで3人の子供を産んだ今も、産前のスーツを着こなせる状態を保っています。(←13年前のスーツなので、違う意味で買い替える必要アリ。)
一度書いてみると分かりますが、法則を念頭に骨格を作ると、驚くほどスラスラ書き進めることができます。
「文章の鬼100則」は、文章術の辞書的な存在です♪
参考リンク
↓今回の本です。
↓資料やブログ案作りのフレームワークです。私がブログを書くときに使っているものです。
↓基本中の基本。この読書ノートのページはもう擦り切れるほど見ています。
↓7つの会話切り口は要暗記。
↓齋藤先生オススメの「書く力がつく本40選」のリストをまとめてあります。ズラーっと難しげな本を並べてあるので、覚悟が決まったお時間ある時にどうぞ。
あとがき
文章を書くのは、いまだに苦手意識があります。
推敲するたびに直したいところが見つかり、1箇所直すと前後のつながりが悪くなり、関連するいくつもの文章を直す。
時間ばかりかかって効率悪いので、読書記録や文具のレビューはある程度「型」を決めています。
ところが、「型」を決めると今度は味気ない文章になってしまう。
それを補うのが、今回の「人を動かす文章の鬼100則」だなと感じました。
心理学にもとづいた技法に納得の嵐。
一度に100個の法則をマスターするのは難しいので、少しずつ取り入れていきたいです。
〜余談〜
ちなみに、鬼100則シリーズは他にもたくさんあります。個人的には英文法が気になる・・・。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪