[図解]99% の人がしていないたった 1% の仕事のコツを読んでの感想&概要のまとめです。
読書の感想
はき違えた「まじめ」さは、その人の本意に反して「みじめ」な結果をもたらす
P3に書いてあるこの文章を読んで、ハッとさせられました。私も、かたくなになりすぎることがよくあり、それによって自分も周りも落ち込ませてしまったことが。。。
この本では、どこに力を入れて「まじめ」に取り組む必要があるのか、不要な心配を減らすためのポイントはどこなのかを、図解でわかりやすく解説してあります。
内容は「報告・連絡・相談の基本」など、社会人として当たり前のことが多いのですが、著者も指摘しているように、見渡してみると、みんな意外とできていないことが多いのが現状です。
見開き1ページの完結型なので、どこから読んでもキリがよく、隙間時間を利用して仕事のコツを学ぶことができます。
読書ノート
全8章にて構成されている内容を、私が実践したいことを基準に再構成して2ページにまとめました。
1ページ目
2ページ目
※自分用の忘備録です。本書の内容や表現とは違う箇所が多くあります。
真面目さに対する考え方を変える
スポーツ心理学に「逆U字仮説」というものがあります。まじめ過ぎると過度なストレスや緊張でパフォーマンスが下がるという仮説のことです。
(「打たれ強い心」のつくり方[田中ウルヴェ京著]レビューにて詳しく書いています。)
仕事を効率的に進め、目標を達成するためには、適度な緊張感を持つことが大事。何事もバランスですね。
先入観を操作する
人は、自信があるように振る舞う人には、ポジティブな反応を返すことが多いと、筆者は指摘しています。
必ずしも毎回そうなるとは限らないけれど、いつもオドオドして自信なさげな人よりは、胸を張って仕事をしている人の方が、信頼度が高くなるのは何となく分かります。
これを、心理学ではプライミング効果というそうです(primingとは、英語で「呼び水」の意味)。
私は基本的に自分に自信を持てない人なので、ハッタリでも良いので胸を張って、凛とした姿勢で人と向かい合う努力をしようと思いました!
勇気を持って時間をもらう
上司の忙しさを目の当たりにして、「今は忙しそうだから後で言おう」と、報告を後回しにしたことはありませんか?
結果、「あ〜。もう少し早く報告や相談をしておけば良かった」と、後悔することも多数。そうならないためには、ほんのちょっとの「勇気」が必要でした。
「ホウ・レン・ソウ」は、適切なタイミングで必要な情報を端的に伝えることが大事なので、今が伝える時だ!と思ったら、「1分だけ時間を下さい!!」と話しかけるのが適当です。
その方が、お互いにとってメリットがありますよね。
もちろん、貴重な1分をいただくのですから、内容は整理しておくのがマナーです。
※最後に「アクション(自分が取るべき行動)」についての確認を忘れずに。
チームで働くコツ
第5章の「コミュニケーションのコツ」と、第7章の「チームワークのコツ」をまとめました。
円滑なコミュニケーションをとる
相手に好意を持ってもらうためには、自分が相手に好意をもつといい。これは、心理学的には「好意の返報性」という理論でよく説明されています。
反対に相手に敵意を持っていると、相手も自分のことを「嫌な人だな」と感じるようになる可能性が高いということです。
全ての人を好きになるのは難しいですが、自分に関心を持ち、心を込めて名前で呼んでくれる人に対してはポジティブな印象を受けます。それを、相手に対して実践すれば良いのです。
ゴマをするように言葉を伝えると嫌味に聞こえるので、あくまで対等な関係で、爽やかに自然体に。
自分の心が安定していないと難しそうですが(笑)
柔軟に発想の転換をする
「愚痴」は、生産性がある「意見」に変えると次につながります。
ここは少し難しいところでもあって、、、「共感してほしい、話を聞いてほしい」だけの愚痴をこぼしている時もある(特に私みたいな女性)ので、すぐに「解決策」を理論的に伝えることが、必ずしも最善策にはならない場合もあります。
その場合、まずは共感。そして一緒に何ができるかを考えるというステップが必要になるのかもしれません。
ちなみに、
チーム発展の4つのHとは、
- Honeymoon
- Hostility
- Humor
- Home
のことです。これは、留学などで異文化理解が進む過程、結婚生活などにも当てはまる定義です。簡単に言うと、
- 最初は何もかも新鮮で楽しい!
- 嫌な部分(アラ)が見えてきて敵対する。
- お互いに異なる部分を、笑いに変えられる。
- 幸せな妥協点を見つけ、お互いが歩み寄って円満Happy。
余談ですが、我が家はもうすぐ結婚16年。私たち夫婦も、そろそろHumorとHomeの間くらいにはなったかなぁ。未だに「片付け」分野ではHostilityな関係な気がするけど(笑)
目標達成のコツ
以前読んだ脳科学や時間術の本に詳しく書いてあった内容と、関連づけてまとめました。
時間の手綱は自分で握る
時間術については、やりたいことを全部やる!時間術[臼井由妃著]レビューにて詳しくまとめています。
グレー時間を減らし、決断は15分で!
時間は有限なので、工夫して活用したいものです。
※脳科学的に大事なポイント「脳のゴールデンタイム」については、絶対にミスをしない人の脳の習慣[樺沢紫苑著]レビューにて詳しくまとめています。
行動につながるメモを取る
ここが、デキル人と凡人の違いなのでしょうね。ただ単にメモを取るのではなく、頭の中で咀嚼して、次の行動につながるメモ(アクションリスト)を書くことが大事です。
壁(限界)は自分で作ってしまうもの。だったら、どうやったら壁の横に階段が作れるか。どうやったら細分化してハードルを低くできるかを考え、着実に実行していくことが、目標達成につながります。
ただし、、、
途中で挫折しないために、かたくなにならず(真面目すぎにならず)、時にはルールを変更する勇気も必要です。
↓参考:適当力[田中ウルヴェ京著]感想&内容のまとめ〜しなやかに良い加減で生きる〜
参考図書&リンク
↓今回の本です。
図解 99% の人がしていないたった 1% の仕事のコツ 99%の人がしていない
↓同じ図解シリーズの本です。
図解 99% の人がしていないたった 1% のリーダーのコツ
↓河野さんと田中ウルヴェ京さんの共同著書です。
↓漫画版もあります。
まんがでわかる 99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ
まとめ
つらつらと良い加減の「まじめ」さについてまとめてきましたが、結局は自分に合った仕事のコツを習得するのが成功への近道です。
色々な本を読んで試してみて、しっくりくる方法を自分軸にしていくのが良いと思います。
私は、、、ついつい自分の心や体調のケアを忘れがちなので、自分が今、「逆U字」のグラフでどこにいるのかを客観視して、調整をしながら生活していきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今日も、良い一日を〜♪