「やめられない習慣」をやめるための方法を、日経ウーマン 2019年 5 月号の記事と、脳科学の考え方から分析してみました。
※あくまで一個人の考え方です。ご参考程度にどうぞ。
今回の読書メモ
日経ウーマン 2019年 5 月号号を読んで書いた、私の読書ノートです。(「*」は、気づきメモ)
詳しく解説していきます!
資質診断について
資質診断(ストレングスファインダー)は、いくつかの質問に答え、自分の資質を網羅的に判定してくれるものです。
自分にはどんな強みがあって、何の仕事が向いているのか。
自分の人生の目的や価値観は何なのか。
これらのことを、判定シートから分析することができます。自分の強みを知りたい人、就職・転職活動をしている人にオススメです。
私は、日経ウーマンに掲載されていることで、初めてその存在を知ったのですが、もっと早くに知って活用したかったなぁ、、、というのが本音です。
詳しく書いてあるサイト↓
https://heart-lab.jp/strengthsfinder/
↓本を購入した人には、無料でいくつかの資質診断がついてくるらしいです。割といい値段がしますが(^◇^;)、
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0(トム・ラス著)
↓リクナビNEXTの「グッドポイント診断」も、同じような結果が得られるらしいです。(登録の必要あり)
https://next.rikunabi.com/goodpoint/
このように、資質診断で自分のことを熟知することで、「やるべきことリスト」・「やらないことリスト」の取捨選択が楽になります。
NOT TO DO リストについて
Not To Do リストとは、「やらないことリスト」「しないことリスト」とも言われています。
その名の通り、無駄を省いて効率よく仕事や生活を回すために、意味のないタスクを排除するリストです。
やらないことを決める。
↓
杞憂(とりこし苦労)が減る!
※私は、100のリストのうち50は「やりたいことリスト」ですが、残りの50は「やめることリスト」にしています↓
このワークシート(書き方例を含む)はこちらの記事から無料ダウンロードできます→★
しかし、、、
脳科学の視点から見ると、「やらないことリスト」は、そのままだと使えないかもしれません。
脳科学的に分析してみる
色々と調べてみると、脳は次の3つのことについて判別ができないことがわかりました。
脳は否定形が理解できない
例えばダイエットをしたい場合、「お菓子を食べすぎない!」と決心したとします。
ところが脳内では、「お菓子」という言葉のみがクローズアップされます。
結果、お菓子のことばかり頭に浮かんできてしまう状態に。。。
その状態を避けるためには、具体的な言葉で、肯定的に書き変える必要があるのです。
私だったら、、、
「お菓子を食べすぎない!」
(「食べちゃ駄目!!」という負のストレス)
↓
「10時と15時に、ご褒美チョコを1つずつ食べよう♪」
(「ご褒美チョコが楽しみ!」という前向きな気持ち)
こんな感じに書き変えるかな(笑)。
繰り返します。
「やらないことリスト」は、そのまま使うのではなく、具体的な言葉で、肯定的に書き変える必要があるのです!
子供に「廊下を走ってはいけません!」と言うより、「廊下は歩こうね」と言った方が心に響くのと同じですね。
参照にしたサイト:
医療・介護従事者のためのビジネスフレームワークス
脳は時制が理解できない
脳は、過去の感情や未来への不安を、今現在のものと勘違いしてしまうことがあります。
過去のトラウマが原因で、新しいことに挑戦する時に不安になるのは、脳が時制を理解していないからです。
「過去の失敗=これから起こること」ではないのに!!
その反対もしかり。
過去の楽しいことを思い出していると、自分の人生(今)、まんざらでもないなって思えるし、未来に希望を持っていると「(今を通り越して)これから何でもうまくいきそう!」と楽観的になれます。
つまり、輝かしい未来の自分を強くイメージできれば、(実際には現在の自分だけど)その未来の自分に戻るために、迷うことなく努力できるのです。
(詳しくは、次の項の「想像法」を参照。)
そういえば以前、「過去の否定的な感情は、リフレーミング(※)で乗り越えられる」という内容の話を、心理学の専門家(尾木ママこと尾木直樹さん)がしていました。
(※)リフレーミングとは:自分の身に起きた事柄の枠組み(フレーム)を変えて、その出来事に別の視点を持たせること。
例:残り5分で締め切りという状況で、「もう5分しか残っていない」という考え方(フレーム)と、「あと5分もある!」という考え方(フレーム)では、物事の感じ方が違います。
参照にしたサイト:
国際潜在能力開発支援協会アドバ
脳は時制を区別しない
NLPとは→日本NLP協会
脳は主語が理解できない
脳科学者の中野信子さんの本(「 脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?」)に、「脳は主語を認識できない」という内容が書かれています。
他人に対して悪口や文句を言うと、脳はそれが自分に向けられたものだと思い込んでしまうそうです。
どんなに気をつけていても、人のことを悪く言ってしまうこと、ありますよね。
他者の行動にストレスを溜めて愚痴っていると、それは自分の脳内に否定語として蓄積されてしまうのです!
恐ろしや〜。
(私は、ストレスがたまると、悪い習慣(例えば暴飲暴食とか)に走ってしまうことがよくあります(笑))
反対に、人にいつも「ありがとう」を伝え、良いところをたくさん伝えてあげられる人は、脳内に肯定的な言葉が広がって自分も幸せに感じるということです。
つまり、、、
他人に対する否定的な感情を、具体的な言葉で、肯定的に書き変えることが、自分のストレス対策にもなるのです。
↓5年前のamebaニュースの記事です。信じるか信じないかは別として、妙に納得してしまいます(笑)
悪口は「言えば言うほど脳が衰えて老化が早まってしまう」と判明
「良い習慣」への変換
日経ウーマンに書いてあった「やめられない習慣(悪い習慣)」をやめる方法を、自分なりに解釈して簡単にまとめてみました。
レコーディング法
悪い習慣をした場合に書く行動記録(モニタリング)によって、自分を客観的に見つめるという方法です。
そのうち、書くこと自体に罪悪感を感じて、面倒だからもうこの習慣をやめてしまおう!って思えるらしいです。
脳科学的な考え方で見直すと、
「良い習慣を達成した時に、記録する」
の方が良いかなと思います。
儀式スイッチ法
悪い習慣の前に、何かの儀式(例:ストレッチを15分とか)をする方法です。
そうすると、儀式の方に意識が向いて、悪い習慣をやる前に正気に戻って制止できるらしいです。
私には、
マインドフルネスで呼吸に集中
することが合っていそうです。
これなら簡単。
詳しくは↓
ビッグマウス法
「もうこれはやめる!」と、人に宣言(自分との約束)してしまう方法です。
こうすると、後戻りできなくなって悪い習慣を断ち切ることができるらしいです。
でも、否定語はなるべく使いたくないので、、、
「今度から〇〇(新しい良い習慣)をするよ!」と宣言
する方が、建設的で良いかな。
想像法
悪い習慣を断ち切った、かっこいい自分を想像する方法。
簡単に言うと、輝いている未来の自分を、強くイメージして脳に焼き付ける!→脳が今現在のことだと勘違いして、楽観的希望を持って前に進める♪
ホメオスタシス(恒常性維持機能)を上手に利用してセルフコーチングと同じですね↓
詳しくは↓
まとめ
- 自分の価値観や目的を明確にして、賢い取捨選択を!
- 否定形は、肯定的な文章に書き換えて実行する!
- 脳をうまく騙して、何事も楽しみながら成長しよう!
ブレない軸を持って、賢く生きていきたいものです。
↓日経ウーマン6月号も、脳科学&心理学の観点の記事がたくさんあって参考になりました。
https://life.conote.info/archives/4854
忘備録
↓こちらの記事、とても参考になりました。
茂木健一郎氏が語る「脳の特性」を使って膨大な仕事をこなす方法
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今日も良い1日を♪