一言力[川上徹也著] (幻冬舎新書)を読んでの感想&概要まとめです。
「一言力」の内容と感想
文庫本というよりは、言葉の力を磨くためのトレーニング書でした。
本編では、一言力を身につけるためのノウハウを、7つの項目に分けて紹介されています。
どれも実践的かつ現実的な内容で、ビジネスのみならず、日常のコミュニケーションにも取り入れたいものでした。
コピーライターとしてご活躍されている著者の、わかりやすい解説もまた面白かったです。
予備知識:
企業理念を1行で表現する「川上コピー」で有名な川上徹也さん。
本書に出てくる企業のネーミングに関するうんちくは、「へえ!そうだったのか」と納得し、ついつい誰かに伝えたくなります。
著書は、『物を売るバカ』『1行バカ売れ』(角川新書)などがあり、累計57万部突破。
「言葉」と「物語」の力で、人生のすべてをエンターテインメントにすることを、目標に掲げているそうです。(ストーリーブランディング)
素敵です!
もう少し深く知りたいので、関連書籍も読んでみようと思います。
↓川上徹也さんの公式サイト
湘南ストーリーブランディング研究所
川上徹也オフィシャルサイト
読書ノート
本書のトレーニング内容をすぐに思い出せるように、トリガーとなる言葉のみを書き出しました。
※自分の解釈をもとにまとめたノートです。言い回しが違う箇所も多くあります。詳しくは本書 をご覧ください。
一言力を磨くための習慣
本質を言い表すための7つの能力を、どのような習慣によってつけていくのかという視点で記録しておきます。
要約する
■書き言葉は、13文字でまとめる習慣をつける!
↓yahoo topics が良いお手本になるので、参考にすればGood。
https://news.yahoo.co.jp/topics
■話し言葉は、15秒でまとめる習慣をつける!
「それってこういうことですか?」と確認する。
本書 第1章に書いてあった、覧具体的な要約と抽象的な要約の違いの説明は、学習の転移とも結びつくなと思いました。
断言する
保険をかけるのを忘れずに、言い切る。
そして、信頼性のある根拠を3つ、必ず添える。
発問をする
人間というのは、問われると答えを探す習性があるもの。
親身になって、ドキッとする問いかけをする。
短く答える
ピンチの時の切り返し方により、その人の真価が問われます。
■視点=立場・比喩・ネガポジ・my庭・流行
■発想=対句・V字・最上・反復・比喩・数字・キーワード
同じ「答える」という行動でも、視点や発想が違えば印象が変わります。
↓覚えておきたいこと:
■ピンチの対処=質問返し・ムチャ振り・「よくわかりませんが」
命名する
■造語=短縮・足し算・頭文字・語呂・元ネタ有り
本書で紹介されている例:
「モイスチャーティッシュ」を「鼻セレブ」に変えたらバカ売れした。
納得です。
名付けると、命が吹き込まれます。
的確に例える
■普段から共通点を探すクセをつけておく。
■お笑い芸人のボケ&ツッコミから学ぶ。
■故事成語、ことわざなどを寸鉄にする。
旗印で引っ張る
旗印(スローガン)=優しくて覚えやすく、新しい発見や哲学を含む一言。
みんなが同じ方向に進むには、欠かせない羅針盤です。
参考図書&リンク
川上達也さんの本3冊と、関連する書籍レビューのリンクです。
↓今回の本です。(ひとことりょく)
一言力 (幻冬舎新書)
↓人生やビジネスの指針となる言葉を探すための本です。気になります。
↓人気のある実用書は、必ずと言っていいほど漫画化されていますね。amazonのリンクから試し読みができます。
会話の全技術(話し方の極意)
参考にしたい、会話に関するレビュー2つです。
伝え方が9割(わかりやすく伝える技術)
相手に「伝える」技術について書かれた本のレビュー2つです。
まとめ
言葉の力はすごい!
一言の力で偶然を呼び込み、ビジネスや人生を豊かに切り開こう。
↓一言力とともに、語彙力も高めるために、しっかりとメモをしていきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪