武器になる哲学[山口周著]を読んでの内容のまとめ&読書記録ノートです。
内容と感想
「哲学の思想をビジネスに活かす」という視点でまとめられた本。
哲学を深く学ぶというよりは、「哲学の使い方」を広く浅く網羅している印象です。
いわゆる哲学書の入門書とは違い、思想の移り変わりを時間軸で並べていないので、どこからでも気楽に読み始められます。
そもそも私たちが本から得ている哲学者たちの知見は、彼らが長い年月をかけて考え続けた集大成。
その過程でそれぞれの哲学者たちは悩んだり苦労したりしており、必ずしももてはやされたわけではない。
つまり、私たちは、哲学者たちが高い代償を払って得た教訓を学ばせてもらっているということ。
山口周さんの本はいつも懇切丁寧な解説があるので、哲学やビジネスに疎い私でも読みやすかったです。
読書ノート
自分の生活に生かせそうなところを抜粋する形でまとめました。
※自分用のまとめノートです。内容や言い回し、意図するところが違う箇所も多くあります。詳しくは本書をご覧ください。
哲学を学ぶべき理由
本書の中から3つにまとめました。
哲学を学ぶべき理由:
- 目の前の状況を、正確に洞察するヒントが得られる。
- 批判的思考のツボ(枠)を知ることができる。
- 空間軸・時間軸での知識の幅が広がる。(=教養)
2番目の「批判的思考」は、新しい考え方を受け入れる過程には欠かせないものです。
「新しい考え方・動き方」を始めるには、「古い考え方・動き方」を批判的に捉えて「終わらせる」ことが必要。(P13)
ただし、何でもかんでも「常識を疑え!」ではなく、見送っていい常識と疑うべき常識を見極める選球眼を持ち、解決すべき課題を見つけるのが大事。
適切な課題を見つけられないと、時間をかけなくても良いところにまで力を注いでしまいます。
そうならないためには、目の前の状況を正確に洞察する必要があり、そのヒントを哲学から得ることができるわけです。
以下、自分のトリガーとなるようにまとめたノートです。
50個全部を一度に取り入れることは不可能なので、自分に今必要だと思ったところのみを、概要のみ分かる形で簡潔に書いています。
より良く生きるための考え方
↓このように、カード形式で記録してみました。
[考え方(マステに書いている)]+哲学者の名前(右上に書いている)+概要[ロゴス・エトス・パトス]アリストテレス[ルサンチマン]フリードリッヒ・ニーチェ[アンガージュマン]ジャン・ポール・サルトル[無知の知]ソクラテス[イドラ]フランシス・ベーコン[反脆弱性]ナシーム・ニコラス・タレブ[タブラ・ラサ]ジョン・ロック
突き詰めれば、哲学は人生の手引き書。
楽しく自分らしい人生を送って幸福になるために、より良い社会に貢献するために、頭の片隅に入れておきたいです。
参考図書&リンク
↓今回の本です。amazonのリンクから目次全部&数ページの試し読みができます。
以下、山口周さんの本に関連する記事です。
↓世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?〜経営における「アート」と「サイエンス」〜[山口周著]
↓今まで読んだ本の中で、「考え方」に影響を与えた書籍をまとめた記事です。(山口周さんの本を含む)
独学の技法[山口周著]を読んでの感想&内容のまとめです。
↓今までの読書記録の中から、”勉強法”に関する読書ノート&記事をまとめまた記事です。(山口周さんの本を含む)
あとがき
読書ノートの右下は、実は2枚重ねです。
一番心に響いたことを書いているので、自分用に記録しておきます。
[未来予測] アラン・ケイ未来を予測する最善の方法は、それを発見することだ
The best way to predict the future is to invent it.
受け身ではなく能動的に動くために、質問を変えてみよう!
×「未来はどうなりますか」
○「未来をどうしたいですか」
この先いったいどうなってしまうのか?!と不安に感じる時間があるのならば、自分は「未来をどう創っていきたいのか」を考えたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪