プレジデントウーマン プレミア(PRESIDENT WOMAN premier)2020年秋号のレビューです。
↓こちらで思考方法に関する本をまとめています。併せてどうぞ。
PRESIDENT WOMAN premier
プレジデントウーマン プレミアは、「女性リーダー」を目指して働く人向けの雑誌です。
仕事も、家庭も、自分時間も大事にしたい。
ぶつかる壁は多いけれど、この本から得られる知識によって、多くのことが解決できます。
季刊(春・夏・秋・冬の年間4回発行)だけあって、月刊誌よりも分厚いプレミアムな内容。
本気で勉強したい時に読むと、一回りも二回りも成長できる雑誌です。
朝日新聞の本のサイト「好書好日」に、PRESIDENT WOMAN 編集長:木下明子さんのインタビュー記事があります↓
https://book.asahi.com/article/12231530
スッと心が軽くなり、エールを送られたような気持ちになりました。
読書ノート&目次
自分が読み返しやすいように、目次をコピーしたものと一緒にまとめました。
※自分の解釈を元にまとめたノートです。内容や言い回しが違う箇所も多くあります。詳しくは本雑誌をご覧ください。
特集の内容、心の持ちよう、学ぶ姿勢について、順番に記録しておきます。
- コロナ禍に役立つ教養10選
- 本質を見極める〜真善美〜
- 学びの基礎代謝を上げる
↓まずは、特集の概要について。
コロナ禍に役立つ教養10選
「人として、いま私たちは どう生きるべきか。」
掲げられている重たいテーマが、ズシンと心に響きました。
プレジデントウーマン2020年秋号の特集は、ガイダンスから始まり、10時間の講義を経て、ホームルームで終了します。
↓豪華講師陣が送る内容は、大学の教養課程を一気に総ナメするような感じです。
- P12:ガイダンス(森本あんり先生、中原淳先生)
- P16:経済(蔭山克秀先生)
- P22:歴史(茂木誠先生)
- P32:マネー(村上芽先生、ジム・ロジャーズ先生の特別講義)
- P36:IT(八木典裕先生)
- P42:哲学(岡本裕一郎先生)
- P50:ADGs(笹谷秀光先生)
- P56:政治学(三浦瑠麗先生)
- P62:国際情勢(奥山真司先生)
- P68:宗教(島田裕巳先生)
- P74:リーダーシップ(岡本純子先生)
- P78:ホームルーム&課外授業(上田紀行先生)
※各講座の詳しい内容は、本書をご覧ください。
↓次に、心の持ちようについて。
本質を見極める〜真善美〜
コロナ禍によって、今まで重要視されてきた過去のデータや論理が、時代遅れになってきました。
いま必要なこと↓
社会と自分にとって、本当に必要な情報は何なのか。冷静に焦らずに、でも乗り遅れることなく分析する。→本質を見極める。
個々人が基本的な価値観(真・善・美)を問い直し、新しい時代を創る時期なのでしょうね。
- 真=人として正しいこと・誠実・本物(直感)
- 善=道徳的に良いこと・思いやり(倫理)
- 美=尊い行い・情熱・学び(感性)
真善美の解釈は人それぞれだと思います。私もまだ勉強中。いずれにせよ、ピンチをチャンスと捉える力が、新たな世界を創っていく原動力となります。
コロナ禍を乗り越えるための3つのキーワード(力):
- ネガティブ・ケイパビリティ
- レジリエンス
- グリット
1つずつ、簡単に解説します。
ネガティブ・ケイパビリティ
ネガティブケイパビリティとは、答えの出ない事態に耐える力、つまり、忍耐力です。
最近になって、新聞やニュースで見聞きすることが増えました。
↓帚木蓬生さんの本に、詳しく書いてあります。
レジリエンス
レジリエンスとは、弾力、復元・回復力と訳されることが多い言葉です。簡単に言うと、逆境にめげずに柔軟に立ち直る力。
↓自己肯定感は、レジリエンス構成要素の1つ。自分に自身を持つために、このようなワークを使う方法もあります。
グリット
グリット(GRIT)とは、成功している人が概して持っている「続ける力」のことです。
↓脳科学者の茂木健一郎さんの本に詳しく書いてあります。自分だけでなく、子供や部下にもつけてほしい力です。
では、これらの能力を身につけ、本質を見極めるにはどうしたら良いのか?
どの講師も暗に言及していることですが、正しい方向で学びを続けることが、安定した心を持つことにつながり、時代を生き抜くための必須条件になります。
↓学ぶ姿勢について。
学びの基礎代謝を上げる
知識や教養は、いくら高級な本やセミナーなどで学んでも、一朝一夕で得られるものではありません。
本物の教養とは、知の習得と統合方法の確立のこと。
<知の習得>
社会人として対話ができる、必要最低限の知識を習得する。(→内面的な成長で魅力を増す。)
<知の統合方法の確立>
どこに行って調べ、誰に聞けば良いのかという、人脈および活用法を身につける。(→全ての専門知識を持つ必要はない。)
その道の人に意見を乞うためには、お互いに礼儀と敬意を持って対話するだけの基礎能力が必要です。これこそが、教養。
学ぶ喜びと楽しさを実感し、ひとたび学びの姿勢を身につけると、知のオープンエンドへと突入します。
次から次に問いが生まれて、深堀りが楽しくて仕方がなくなる。
楽しいから、もっと学びたくなる。
こうやって、学びの基礎代謝を上げた人だけが生き残る時代なのかもしれませんね。
↓知のオープンエンドは、茂木健一郎さんが言及した概念です。
↓本雑誌には、専門用語の解説もたくさん。勉強になります。
最後に、ソクラテスの言葉を借りてまとめます。
「ただ生きるのではなく、よりよく生きること。」
コロナ禍で、「働く」ことへの意識が随分と変わりました。
どのように生きるのかを決断するのは、自分自身。
学び続けることで自分軸を確立し、押し寄せてくる変化をも楽しめる、強い人になりたいです。
参考図書&リンク
↓今回の雑誌です。
↓本質を得るためのヒントが満載。PRESIDENT雑誌、ファクトフルネス特集のレビューです。
↓「教える」という立場から、「教育」を考えた本です。子供や部下を持つ人必見。
↓自分の働く意義を再確認したい時に、子供達に働く意味を伝えたい時に。
あとがき
初めて手に取った、季刊のプレジデントウーマンpremier。
ターゲット読者層を考えると私にはまだ早と躊躇していましたが、違う視点から世の中を見ることができ、楽しく有意義な読書時間となりました。
何よりも、世の中のことをもっと知った方が良いなと、「知らない自分」に気づけたことが大きな収穫でした。
自分に限界をつくるのも、自分自身。
まだ早いと臆せず、どんどん未知の本にも挑戦していきます。
↓PRESIDENT WOMAN ONLINE(プレジデントウーマンオンライン)では、「女性リーダーをつくる」をテーマに様々な情報が提供されています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪