BCPの家庭版として、FCP(Family Continuity Plan)という言葉があります。今回は、いつ自分の身に起きてもおかしくないコロナ感染に対してのFCPを、現時点(2022.2.11)でのガイドラインや政府の対応をもとに考えてみました。
BCP(事業継続計画)とは
BCPとは、Business Continuity Planの略語です。
主に企業が、災害やテロ、システムの障害などで危機的状況下に置かれた際に、事業を継続するための計画のことです。
簡単に言うと、有事における行動指針みたいなもの。
全ての業務を回すのではなく、優先業務に人を配置し、損失を最小限に抑えて事業継続&早期復旧を図るのを目的としています。
コロナウィルスによる感染症で世界的パンデミックになっている今、多くの企業で発動準備or発動されています。
うちの夫の会社も然り。
まだ発動されてはいませんが、いつ発動基準を満たしてもおかしくない状態だと夫は言っています。
今回のパンデミックに関しては、従業員の一定人数が働けない状態(いくつもある発動基準のうちの一例)になったら、部署や仕事内容が変わるなど、働き方が変わるみたいです。
家庭内BCPを考える
BCPの家庭版として知られている、FCP(Family Continuity Plan)は、主に地震や津波などの自然災害を想定されたものが多い印象です。
以下、夫と話をしてまとめた我が家におけるFCPです。
※家族構成やライフスタイルによって優先順位は変わるので、参考程度にお願いします。個人情報がある箇所はモザイクですm(_ _)m
発動基準
誰かがコロナに感染したら発動というよりは、感染対策をしっかりすることを前提に、各段階(まん防・緊急事態・学級閉鎖)で家庭でのルールをどのように変更し、守っていくかに観点を定めています。
FCPフローチャート
取るべき行動は、政府のガイドラインが変更するたびに変わるので、現時点での指針をシャーペンで書きました。
FCPにおける重要な3点
- 命を守る
- 被害を最小限にする
- 早く元の生活に戻す
これらのことをもとに、感染する前段階のことも含めてフローチャートにしてみました。
もちろん、子ども達とも共通理解を図っています。
↓家族会議で話をした内容です。
命を守る
予防接種にせよ薬にせよ、何かしらの医療行為は、自分の命を守るだけでなく周囲の人の命を守ることにもつながります。
特に今回のコロナウィルスは、高齢者ほど重症化しやすい傾向に。
じいじ&ばあばに会いに行くときは、必ず手洗い消毒マスク。
誕生日会などは食事は抜きで。
それらを守りつつ、お友達や家族などの大事な人の命を守るために、今、自分はどのような行動を取ればいいのかを考えるのが大事。
小学生の2人はもう理解できる年齢なので、しっかりと話をしています。
末っ子もあと2ヶ月で小学生になるので、できる限り噛み砕いて聞かせています。
被害を最小限にする
不必要な感染を広げない努力、感染しても自分だけにとどめる努力が必須です。
そして、精神的な被害も最小限にしたい。
ただでさえ制限が多くて大変な毎日なので、心だけは健康でいようねと話をしています。
楽しめるところは楽しんで、ストレスを発散させることで免疫力を高めたいです。
早く元の生活に戻す
もしも家族の誰かが感染しても、禍根を残さず、勉強や体力の遅れを残さず、看病疲れも残さない!
そのための備えと心づもりをしっかりと持つようにしています。
具体的には、ローリングストックの中に、熱や風邪症状の時に役立つ飲食物を多めに持つ。
毎日清潔な不織布のマスクができるように、常に予備を持つ。
感染対策に関しては、各自が最善を尽くして、それでも感染した場合はその人を責めず、みんなで助け合おうと話をしています。
日頃の感染対策に対する真摯な姿勢や、信頼関係がものを言うところですね。
参考リンク
↓家庭内の飛沫感染対策でパーテーションを作った話
↓災害用のリストはこちら
↓万が一マスクが不足した時に役立つ記事
あとがき
毎回のことですが、年度末は目が回るくらいの忙しさに襲われます。
それなのに職場では、コロナ関連のお休み多数で人手が足りず。
家庭では、長女(小6)と次女(年長)のダブル卒業(園)&ダブル入学が控えています。感染対策に追われながら、書類もやることも多い。
これはもう、本当に笑って乗り切るしかない♪
・・・・なんてこと言っていたら完全に現実逃避なので、夫の会社で今にも発動されそうなBCPを見習って、我が家でも家庭内BCP(=FCP)を考えてみた次第です。
ピークアウトをただ待つだけの受け身体制は嫌だ!
もがいて苦しみながらも、前に進んでいきたい!
この原動力は、読書で得た追体験によるものが多いかなと思います。
↓未知のウィルスと戦う物語「鹿の王」
↓具体的に行動することの大切さを知ることができる本
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も、良い1日を〜♪